ミシュラン、英エンジニアリング会社を買収

タイヤ大手の仏ミシュランは3月19日、鉱業用ベルトコンベヤーなどを手がける英エンジニアリング会社のフェナーを12億ポンドで買収すると発表した。鉱業向け事業の強化が狙い。6月末までの買収手続き完了を見込む。

ミシュランはフェナーの株式を1株当たり6.1ポンドで取得する。同価格は前営業日(16日)の終値に30%を上乗せした水準となる。

ミシュランは世界的に鉱業の経営環境が改善し、関連企業の設備投資が活発化することを見込み、同分野の事業を拡大するためフェナー買収を決めた。自社の鉱業用タイヤ部門とフェナーの鉱業用ベルトコンベヤー事業を統合し、鉱業用製品の供給体制を強化する。両社の強化ポリマー部門も統合する計画だ。

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