ベルリンの大学病院シャリテの敷地内で、自動運転の小型電気バス4台を定期運行するパイロットプロジェクトが実施される。シャリテ・ミッテ(Campus Charite Mitte)で3月26日に運行を開始しており、4月にはフィルヒョウ病院(Campus Virchow Klinikum)でも運行を始める予定。病院の職員、患者、来院者が無料で利用できる。
車両は、フランスのNavyaとイージーマイル(EasyMile)が開発した。最高速度は時速12キロメートルで、座席は12席。当初は、万が一の場合に、運転に介入できる監視員が同乗する。2019年春には、監視員が同乗しない車両での運行を開始する見通し。
当該プロジェクトの予算は約410万ユーロ。うち、ドイツ連邦環境省が320万ユーロを支援している。プロジェクトには、シャリテのほか、ベルリン交通局(BVG)、ベルリン州政府も参加している。