独郵便・物流大手のドイツポストDHLグループは9日、子会社ストリート・スクーターが開発・生産する電動小型商用車「ストリート・スクーター」の販路を拡大すると発表した。直ちに、米自動車大手のフォードがドイツで展開する商用車販売センター「フォード・トランジット・センター」の一部で、ベースモデルの「ワーク」とワークよりも積載容量の大きい「ワークL」の2モデルの販売を開始する。
ストリート・スクーターは2017年末に、ドイツにあるフォード・トランジット・センターの一部と「ワーク」および「ワークL」の販売・サービス委託に関する契約書を交わしていた。今回の提携により、ストリート・スクーターの国内の販売拠点は、既存の拠点と合わせて80カ所以上となる。
ドイツポストDHLグループは、2013年から段階的に2モデルを配送業務に投入してきた。現在は、5,500台以上が稼働している。2017年夏からは、外部企業にも「ワーク」と「ワークL」を販売している。