ドイツ鉄道、ベルリン交通局と自動運転で協力

ドイツ鉄道(DB)は11日、ベルリン交通局(BVG)と自動運転の分野で協力すると発表した。パイロットプロジェクトとして、アプリを通して自動運転の小型バスを個人が予約できるシステムを試験運行する。決まったタイムスケジュールやルートに沿って定期運行するのではなく、個人の需要に応じて柔軟に対応できる利点がある。

まずは11日から、ベルリンのシェーネベルクにあるエネルギー関連などの企業などが入居しているEUREFキャンパス内で、フランスの新興企業イージーマイル(EasyMile)が供給する最新世代の小型バスを使って試験走行を開始する。同モデルは、非接触式充電にも対応している。アプリでの予約は今後数週間以内に準備し、段階的に導入していく計画。将来は、公道における試験運行も計画している。

ドイツ鉄道は、このような顧客ニーズに応じて柔軟に利用できるサービスの提供により、鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する魅力が増し、顧客増加の効果があると期待している。

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