英新車登録、4月は10.4%増加

英自動車工業会(SMMT)は4日、2018年4月の同国の乗用車新車登録が16万7,911台となり、前年同月に比べ10.4%増加したと発表した。前年4月は、4月1日から自動車税(VED)率が引き上げられたため、3月に自動車の駆け込み需要があり、販売が大幅に落ち込んでいたことが背景にある。復活祭(イースター)の祝日の関係で4月は前年同月に比べ営業日が2日多かったほか、3月の悪天候で出荷が4月に先送りされたことも大幅な増加に寄与した。3月までは12カ月連続で減少しており、1~4月の累計は、前年同期比8.8%減の88万6,400台にとどまっている。

4月の顧客別の登録台数は、個人(26.3%増)が大幅に増えた。大口法人(0.9%増)も堅調な伸びを示したが、小口法人(12.9%減)は2ケタの減少となり、バラツキがみられた。

燃料別では、ガソリン車(38.5%増)が大きく伸びた一方、ディーゼル車(24.9%減)は低迷している。代替燃料車は、市場シェアは5.6%と小さいものの、49.3%増と大きく伸びている。

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