EU新車販売、4月は9.6%増加

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2018年4月の新車販売(登録)は130万6,273台となり、前年同月に比べ9.6%増加した。主要5カ国は、英国(10.4%増)、スペイン(12.3%増)、イタリア(6.5%増)、フランス(9.0%増)、ドイツ(8.0%増)のいずれの国も前年同月を上回った。復活祭(イースター)祝日の関係で4月は前年同月に比べ営業日が多かったことが増加の一因。

1~4月の累計は前年同期比2.7%増の547万8,442台となった。主要5カ国では、英国(8.8%減)が唯一、減少している。2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)は、前年同期比12.5%増と大きく販売を伸ばした。

4月のメーカー別登録台数では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比13.8%増と2ケタの伸びを示した。2位のPSAグループは、GMから買収したオペル・ボクソールが加わった効果で70.0%増と大きく伸びた。3位のルノー・グループも9.7%増と好調だった。

日本勢は、トヨタグループ(21.2%増)が2ケタ増となり、日産(4.0%増)も増加している。ホンダ(0.4%減)は僅かに前年同月を下回った。

上部へスクロール