自動車部品大手の独レオニが発表した第1四半期の利益は、前年同期比19%増の4,360ユーロに拡大した。売上高も9%増の13億3,000万ユーロと順調なスタートを切った。M&Aや為替変動を除く、自力での売上成長で13.5%を確保した。金利・税金・償却前利益は13%増の6,300万ユーロとなった。
第1四半期の好業績にもかかわらず、レオニは通期の売上高を50億ユーロ(前年比4.9%増)強とする期初見通しを堅持する一方。来期以降に再び業績が大きく拡大することを期待している。EVや自動運転車の立ち上がりによってワイヤハーネスの需要が大きく伸びるとみているからだ。このため、ワイヤハーネスの生産拡大に向け現在、メキシコやセルビア、モロッコで新工場を建設している。