ドイツ乗用車新車登録、5月は5.8%減少

ドイツ連邦陸運局(KBA)が6月4日発表した2018年5月の国内乗用車新車登録は30万5,057台となり、前年同月に比べ5.8%減少した。5月は前年同月に比べ営業日が2日少なかったことが減少の一因。1~5月の累計は、前年同期比2.6%増の149万7,723台だった。

5月の新車登録のうち、個人は全体の38.8%(前年同月比1.4%増)、法人は61.2%(前年同月比9.9%減)だった。

燃料別では、ガソリン車が全体の64.0%(前年同月比6.0%増)、ディーゼル車は31.3%(前年同月比27.2%減)となり、市場シェアは前年同月の40.4%から大幅に落ち込んでいる。電気自動車は2,310台(前年同月比52.0%増)、ハイブリッド車は1万299台(前年同月比50.5%増)と2ケタの増加、プラグインハイブリッド車は2,465台(前年同月比6.1%増)だった。

ブランド別では、ドイツ勢は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)(5.8%増)とMINI(2.5%増)が前年同月を上回った一方、BMW(15.8%減)、オペル(15.1%減)、メルセデスベンツ(13.3%減)は2ケタの減少だった。

国外ブランドでは、DS(45.2%増)、ジープ(29.1%増)、ダチア(10.8%増)が大きく伸びた。国外ブランドで首位のシュコダ(市場シェア5.9%)は前年同月に比べ2.5%減少、2位のルノー(市場シェア3.8%)も1.1%減と伸び悩んだ。3位のセアト(市場シェア3.4%)は9.6%増と好調だった。

日本勢では、スバル(13.0%増)とホンダ(8.8%増)が販売を伸ばした。レクサス(20.7%減)、マツダ(22.1%減)、三菱自(18.7%減)、日産(42.7%減)、スズキ(4.5%減)、トヨタ(5.0%減)は前年同月を下回った。

■ 国内生産・輸出も増加

独自動車工業会(VDA)によると、5月の輸出は前年同月比5%減の34万7,500台にとどまった。生産も44万2,800台と、前年同月に比べ8%減少した。1~5月の累計では、輸出が前年同月比2%減の183万2,400台、生産は4%減の235万6,300台だった。

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