独内装部品メーカー、上海近郊に新工場を開設

独自動車部品メーカーのフィッシャー・オートモーティブ・システムズはこのほど、中国の上海近郊の太倉市に建設した新工場を開設した。これにより、中国に工場を持つ自動車メーカーに供給する内装部品の生産能力を拡大した。

同社は換気用ノズルやドリンクホルダー、収納ボックスなどを生産している。中国では三菱自動車や上海汽車(SAIC)、アウディ、ゼネラルモーターズ(GM)、上海通用汽車(SGM)などの自動車大手を顧客に持つ。上海近郊の太倉市は交通のアクセスが良く、同工場から中国全土に出荷する。

新工場の敷地面積は1万8,500平方メートルで、生産棟のほかに、物流、管理、福利厚生施設などを整備した。新工場には2018年2月にすでに入居している。最大で従業員350人が勤務することができる。

工場の建設では特に、地熱発電による暖房・冷房設備を設置するなど、環境負荷の低減とエネルギー効率を重視した。

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