独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手ポルシェは、ポルシェ初の純粋な電気自動車(BEV)「ミッションE」の派生モデル「クロスツーリスモ」を2020年から量産する。ポルシェのBEVシリーズのプロジェクトマネージャーを務めるシュテファン・ヴェックバッハ氏がこのほど明らかにした。
ポルシェは今年3月のジュネーブモーターショーで「クロスツーリスモ」の試作車を披露した。同モデルは、ステーションワゴン、クーペ、SUVを掛け合わせた外観が特徴。スポーツセダンの「ミッションE」と構造は異なる一方、駆動装置の基準値は同じとなる。各車軸に電気モーターを装備し、出力は441kW/600PS、最高速度は時速250kmを超える。停止時から時速100kmに達するまでの加速時間は3.5秒。また容量90kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は500kmに達する。