欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2018年5月の新車販売(登録)は139万8,913台となり、前年同月に比べ0.8%増加した。主要5カ国では、スペイン(7.2%増)、英国(3.4%増)が伸びた一方、ドイツ(5.8%減)、イタリア(2.8%減)は前年同月を下回り、ばらつきがみられた。フランス(0.1%増)はほぼ横ばいだった。
1~5月の累計は、前年同期比2.4%増の687万9,885台となった。2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)が前年同期比11.6%増と大きく伸びている。
5月のメーカー別登録台数では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比4.2%増の35万894台を確保。VWブランド(6.3%増)が好調だったほか、セアト(25.7%増)が大幅な2けたの増加だった。2位のPSAグループは、GMから買収したオペル・ボクソールが加わった効果で58.0%増加している。3位のルノー(6.4%増)も好調だった。
日本勢は、ホンダ(7.6%増)とトヨタグループ(5.2%増)が前年同月を上回った。日産(16.4%減)は2ケタの減少だった。