独ヘラー、メキシコの生産能力増強

独自動車用照明・電子部品大手のヘラーは11日、メキシコ中部のアパセオ・エル・グランデ(グアナフアト州)に電子部品工場を開設した。昨年末には、メキシコ中部にある既存の照明部品2工場で生産能力を拡大している。

アパセオ・エル・グランデの新工場では主に、ボディコントロールユニットや電動パワーステアリング用の制御機器、リモートキーなどを生産する。新工場の総面積1万1,000平方メートルで、従業員は第1フェーズで最大250人を計画している。

昨年末には、イラプアト(グアナフアト州)工場でLEDヘッドライトシステムの生産能力を拡大した。また、エル・サルト工場(ハリスコ州)では、テールライト生産を拡大した。これにより、2工場では総面積が合計で1万6,000平方メートル増えて計7万9,000平方メートルに拡大した。従業員数も約2倍の計3,000人に増えた。

ヘラーは北・中・南米に15工場を持っており、従業員数は合計で7,000人を超える。2016/17年度決算(5月末締め)では同地域で10億ユーロ超を売り上げた。

上部へスクロール