ホースクランプ(ホースバンド)やケーブルタイ(結束バンド)などを製造する独ノルマ・グループ は25日、中国の大手自動車メーカーから大型受注を獲得したと発表した。電気自動車(乗用車)向けに温度管理システムを供給する。契約規模は年約4万システムで、2019~2023年の5年間で約20万台に同社のシステムが搭載される。
同社によると、温度管理システムは、電気自動車の航続距離や電気モーターのエネルギー効率に重要な影響を持つ。当該システムは、熱可塑性樹脂製ホースとコネクターなどで構成されており、ゴム製ホースを使用したシステムと比べると重量を約65%軽量化できる。
今回受注した製品は、青島市にあるノルマ・グループの工場で生産する。ノルマ・グループは中国に4工場を持つほか、試験ラボ2カ所、販売オフィス2カ所を運営している。