BMW、中国合弁に過半数出資へ

独自動車大手のBMWグループは、華晨中国汽車(Brilliance)との合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)への過半数出資が認められたもようだ。独経済誌『マネージャーマガジン』によると、BMWのBBAへの出資比率を75%以上に引き上げる方向で協議しているという。2003年に設立されたBBAの出資比率は現在、BMWが50%、華晨中国汽車が40.5%、瀋陽市が9.5%となっている。

中国政府は4月にすでに、外資系自動車メーカーが中国で乗用車を生産する合弁企業の出資規制を2022年に撤廃すると発表していた。メディア報道によると、中国政府はウェブサイト上で7月12日、9日にベルリンで行われた第5回ドイツ・中国政府間協議のために訪独していた李克強首相の発言として、「国外の自動車メーカーでは、BMWが合弁会社に過半数出資する最初の企業となる」との引用を掲載したという。

なお、BMWの広報担当者は12日、メディアの問い合わせに対し、「提携先である華晨中国汽車との進行中の協議の詳細については発言できない」とコメントするにとどめている。

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