独技術監査サービス大手のデクラは24日、ドイツ東部ラウジッツリングにある試験・走行コース(デクラ・テクノロジーセンター)に独通信大手のドイツテレコムが第4世代(4G)および第5世代(5G)移動通信システムを整備すると発表した。これにより、自動車メーカー、自動車部品会社、通信機器メーカーなどが、コネクテッドカー(つながる車)や自動運転などの高度交通システムを試験できるようになる。
デクラ・テクノロジーセンターは、欧州最大の独立系試験場で、面積は約545ヘクタール
(サッカー場700個以上に相当)。市街地や幹線道路、高速道路などさまざまな道路・交通環境で試験することができる。
ドイツテレコムは今回の整備で、エッジコンピューティング(現場近くにサーバーを配置してデータ処理し、ネットワークの負荷を抑え、通信の遅延を解消する技術)、プリサイズ・ポジショニング(精密測位技術)、C-V2X(自動車、通信インフラ、道路インフラ間の通信)などの新技術を導入する。
