ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2018年7月の国内乗用車新車登録は31万7,848台となり、前年同月に比べ12.3%増加した。前年同月に比べ営業日が1日多かったことが増加の一因。1~7月の累計は、前年同期比4.2%増の215万6,879台だった。
7月の登録台数のうち、法人の割合は63.0%(前年同月比10.1%増)、個人は37.0%(同16.1%増)を占めた。
7月の燃料別の登録台数は、ガソリン車が前年同月比24.5%増の19万7,268台となり、全体の62.1%を占めた。ディーゼル車は10.5%減の10万2,761台となり、市場シェアは32.3%にとどまった。代替燃料車では、電気自動車が38.8%増の2,526台(市場シェア:0.8%)と2ケタの増加だった。ハイブリッド車も83.7%増の1万3,559台(4.3%)と好調で、うち、プラグインハイブリッド車は27.9%増の3,091台(1.0%)を占めた。天然ガス車は427.5%増の1,398台(0.4%)に急伸。液化石油ガス車は11.7%減の326台(0.1%)にとっどまった。
ブランド別では、ドイツ勢はメルセデスベンツ(15.5%減)、BMW(14.8%減)、オペル(10.4%減)、MINI(4.9%減)が前年同月を下回った一方、ポルシェ(56.0%増)、スマート(53.0%増)、フォルクスワーゲン(VW)(34.2%増)、アウディ(26.9%増)は2ケタの増加だった。
国外ブランドでは、セアト(72.6%増)、ボルボ(43.6%増)、ジープ(43.0%増)、DS(41.2%増)が40%を超える伸び率となった。これに対し、ランドローバー(51.8%減)、テスラ(47.2%減)は40%を超える大幅な減少だった。国外ブランド最大手のシュコダは30.9%増と好調で、市場シェアは5.7%となった。
日本勢は、スバル(56.5%増)が40%を超える増加率だった。レクサス(9.1%増)、トヨタ(7.6%増)、スズキ(1.6%増)も販売が増えた。ホンダ(9.6%減)、マツダ(7.3%減)は前年同月を下回った。