英マーレ・パワートレイン、WLTP対応の新試験場を開設

独自動車部品大手マーレのエンジニアリング子会社である英マーレ・パワートレインは、英ノーサンプトンにWLTP(乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)対応の新試験場「RDEC」を開設した。内燃機関やハイブリッド駆動車の開発・認証事業を強化するのが狙い。

同試験場は全輪駆動のダイナモメーターを装備し、WLTPの試験プロセスを完全な形で履行する事ができる。WLTPでは様々な高度を想定した測定が求められるが、圧力室では高度5,000mまでの環境を再現することができる。また外気温は-40度~60度まで調節できるほか、風、湿度のシミュレーション設定もできる。同試験場には今後、認定RDE(実路走行排気)試験コースが2カ所開設されることになっている。