FEV、タイに子会社設立

独エンジニアリング会社のFEVはこのほど、タイ子会社(FEV Tailand)を設立した。タイでは自動車産業が急速に成長しており、大気質の改善や持続可能なエネルギー供給、高効率な駆動システムなど新しいモビリティ技術の需要が高まっていることに対応する。

タイ子会社は、バンコクの南東に位置するシーラーチャー(チョンブリー県)に拠点を置く。同子会社を通して、現地の自動車産業における車両やエンジン、トランスミッション、バッテリーや燃料電池も含む電気駆動システムなどの開発を支援していく。

FEVはすでにタイに進出しており、従来のパワートレインを東南アジア市場の法規制に合わせて最適化するプロジェクトの実施やタイにおける産業のデジタル化を目指す「インダストリー4.0」の取り組みにおいて製品開発や品質管理を試験するためのハードウエアやソフトウエアを提供してきた。

タイ子会社の社長には、FEVの勤務歴が20年と長く、中国やインドのFEV子会社に出向した経験を持つアンドレアス・プングス氏が就任する。

上部へスクロール