独レンタカー最大手のシクストは、8月からデジタル・レンタカーサービスを一部で開始した。
新サービスでは店舗へ行かずにスマホのアプリ経由で車両の選択や予約、解錠できる。シクストのヴィツェンツ・プランツ副社長は新サービスについて、利用者は店舗での手続き時間を大幅に節約できるほか、計画性や利便性が高まると語る。
新「デジタル・セルフサービス」は当面、一部の法人顧客やヘビーユーザーを対象に、ミュンヘンやデュッセルドルフ、フランクフルトなど主要空港で利用できる。その後、国内の他の都市にも広げ、来年第1四半期には国外の拠点でも提供する予定。
シクストは新サービスを通して、完全なデジタル・レンタカーサービスに向けてのノウハウを蓄積することを目指している。このためこれまで構築してきたサービス網は当面維持する。利用者は従来通り店舗でもレンタカー利用手続きができる。