VW、ガーナとナイジェリアに組立工場

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は8月31日、アフリカのガーナとナイジェリアにそれぞれ新しい組立工場を建設すると発表した。ドイツのアンゲラ・メルケル首相のアフリカ諸国訪問に合わせて、両国政府と趣意書を締結した。VWはこれにより、サブサハラ・アフリカ地域(サハラ砂漠より南の地域)における事業を強化する。

ガーナでは、組み立て工場を建設するとともに、販売・サービス網の整備や生産・アフターセールスにおける人材育成も強化する。VWはさらに、ガーナにおけるモビリティサービスの可能性を調査する。具体的には、VW南アフリカのガーナ支店または現地企業との協力により、カーシェアリングやライドヘイリング、レンタカー、シャトルサービスなどを導入できるかを検討する。

VWはサブサハラ地域では現在、南アフリカに完成車工場を持つほか、ケニアとルアンダに組み立て工場を持つ。また、北アフリカではアルジェリアに組み立て工場がある。ガーナとナイジェリアを含めると、VWのアフリカにおける生産事業は6カ国に拡大することになる。

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