西グルーポ・アントリン、中国に新工場開設

スペインの自動車部品大手グルーポ・アントリンはこのほど、中国の瀋陽市に新工場を開設した。瀋陽工場では、ヘッドライナーを1日あたり約4,000個、生産する予定。製品は主にBMWに供給する。従業員数は約200人。

同社は成長市場の中国における投資を強化している。2018年第1四半期には、ウィンドウ・レギュレーター事業を拡大するため、中国のウィンドウ・レギュレーター大手Donghuanと合弁会社の設立について合意した。また、成都の新工場では、中国自動車大手の吉利(Geely)および吉利の子会社であるスウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズに供給するドアパネルの生産を開始した。

グルーポ・アントリンは2003年に上海に駐在員事務所を設立。その2年後には、同社にとって初めての中国工場を開設し、フォード、フォルクスワーゲン(VW)と第一上海汽車(SAIC)の合弁会社である上海フォルクスワーゲン(SVW)向けにヘッドライナーの現地生産を開始した。現在は中国に13の工場とジャストインタイムセンターを持っており、従業員数は4,000人を超えている。

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