EU新車販売、8月は31.2%増加

欧州自動車工業会(ACEA)が19日発表した欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)の2018年8月の新車販売(登録)は、前年同月比31.2%増の113万4,288台に拡大した。8月は通常、販売台数が一年で最も少ないが、今年は大幅な2ケタの増加となった。(5~6頁の表参照)

欧州連合(EU)では9月から、すべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)が適用されるため、従来のNEDC(新欧州ドライビングサイクル)で認証を受けた車両が大幅に値引きされたことが大幅な増加の主因と見られている。

7月の新車登録も前年同月比10.5%の127万7,074台と好調で、1~8月の累計は、前年同期比6.2%増の1,086万953台となった。

■ VWグループ、8月は41.0%増加

8月のメーカー別登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループが前年同月比41.0%増、2位のPSAグループは17.9%増、3位のルノーも57.8%増となるなど、大幅な2ケタ増となったメーカーが多かった。

日本勢も、トヨタ・グループが19.4%増、日産は44.7%増、ホンダも20.8%増と、大幅な伸びを示した。