VW商用車子会社、中国同業CNHTCと合弁設立

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループは18日、商用車子会社トレイトンの傘下のブランドMANと中国のトラック大手、中国重型汽車集団(シノトラック、CNHTC)が合弁会社を設立すると発表した。MANブランドの大型トラックを中国市場向けに開発・製造する。両社はさらに、技術や調達分野における協力の可能性を模索していく方針も明らかにした。

MANは2009年に、シノトラックの資本の25%プラス1株を取得して資本参加している。トレイトンのアンドレアス・レンシュラー社長は今回の協力拡大について、「輸送量の増加、規制の変化、デジタル化の課題に対応するためには変化と柔軟性が必要だ。協力を通してこれらの課題をチャンスに変えていく」と抱負を語っている。両社は技術分野では、駆動技術や電動化、自動運転、バス製造などでの協力の可能性を検討していく。

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