ZF、IAA商用車でトラック用ターンアシストシステムを公開

ドイツの自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンは9月20日からハノーバーで開かれる商用車国際見本市(IAA商用車)でトラック向けの先進運転支援ターンアシストシステムを公開する。

このシステムはトラックの右側面下部に装備した二つのレーダーセンサーで構成されており、潜在的な衝突ゾーンを広範囲に認識し、歩行者や自転車が危険ゾーンに近づいてきた場合に視覚や音、振動で運転手に警告する。ZFは今後、ターン・アシスト機能を複数のカメラを使ったアクティブ・システム「サイド・ビジョン・アシスト」の開発につなげていく。「サイド・ビジョン・アシスト」は車載中央コンピュータZF ProAIのインテリジェントなアルゴリズムやAI(人工知能)によってステアリング・システムを作動させたり、危険な場合は緊急ブレーキをかけることもできるなど、将来の自動運転トラックの重要な要素技術となる。