欧州商用車販売、7月は2.3%増・8月は7.3%増加

欧州自動車工業会(ACEA)が26日発表した商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における2018年7月の商用車新車販売は、前年同月比2.3%増の18万6,891台、8月は7.3%増の16万2,532台となり、5カ月連続の増加となった。

8月の主要国の販売は、スペイン(18.0%増)、フランス(13.3%増)、ドイツ(11.7%増)が2ケタ増、英国(2.4%増)、イタリア(1.7%増)も前年同月を上回った。

1~8月の累計は、前年同期比4.8%増の163万2,852台だった。主要国では、スペイン(10.8%増)の伸び率が最も高く、フランス(6.0%増)、ドイツ(4.4%増)、イタリア(1.6%増)も増加している。英国は3.0%の減少だった。

8月のセグメント別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比7.5%増の13万2,905台と大きく伸びた。2004年以降にEU入りした新規加盟国(EU12カ国)が14.5%増と好調だった。主要5カ国では、スペイン(20.2%増)、フランス(12.7%増)、ドイツ(12.7%増)、英国(5.0%増)が増加した一方、イタリア(3.0%減)が唯一、前年同月を下回った。

3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比7.6%増の2万5,541台、16トン以上の大型トラックも前年同月比8.6%増の2万249台に伸びた。両カテゴリーでは、主要国では英国(3.5トン超:7.9%減、16トン以上:9.4%減)が唯一、前年同月を下回った。

バスは、7月が前年同月比18.1%増と伸びたものの、8月は前年同月比0.1%減の4,086台にとどまった。8月の主要国の販売は、フランス(19.3%増)とドイツ(23.6%増)、イタリア(160.1%増)が大幅に増加した一方、スペイン(54.9%減)と英国(18.1%減)は大幅な減少となり、ばらつきが見られた。

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