アリババクラウドとボッシュ、自動運転駐車で協力

中国の電子商取引大手、阿里巴巴(アリババ)のクラウドコンピューティング事業部門であるアリババクラウドは9月26日、独自動車部品大手のボッシュと、自動運転バレットパーキング(AVP:Automated Valet Parking)分野の協力および中国におけるAVPの導入に関する覚書(MoU)を締結したと発表した。具体的な日程は明らかにしていないものの、両社は近い将来、クラウド型ソフトウエアを使用したインフラベースの完全自動運転駐車サービスを提供する方針を示している。

ボッシュは今回の提携において、AVP技術、システムエンジニアリング、モノのインターネット(IoT)に関するノウハウを提供する。アリババクラウドは、クラウドコンピューティング、データ分析、スマートモビリティに関する技術やノウハウを投入する。

両社は中国各地で次世代AVP技術のデモンストレーションを実施していく方針。また、中国および国外におけるコネクテッドモビリティの分野でも将来の事業展開の機会を模索していく方針を示している。

AVP技術は例えば、メンテナンス関連のサービスや、駐車中の車両のトランクに荷物を配達するなど新たなビジネスモデルの開拓に活用することができる。

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