英新車登録、8月は20.5%減少

英自動車工業会(SMMT)が4日発表した2018年9月の同国の乗用車新車登録は、3万8,834台となり、前年同月に比べ20.5%減少した。9月の顧客別の登録台数は、個人(20.1%減)、大口法人(22.4%減)、小口法人(6.3%減)とすべてのカテゴリーで減少した。燃料別では、ガソリン車が6.7%減少、ディーゼル車は42.5%減と大幅に落ち込んだものの、代替燃料車は3.9%の増加だった。

SMMTによると、9月の大幅な減少は、欧州連合(EU)で9月からすべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法)が適用されるため、8月の新車登録が急増していた影響や、ディーゼル政策の混乱、4月1日からの自動車税(VED)率の引き上げなど、様々な要因がある。これらの要因に加え、事業者や消費者の信頼感の低下を受け、2018年1~9月の乗用車新車登録は、前年同期比7.5%減の191万820台にとどまった。ただ、SMMTは、新モデルの発売が今後増える予定であるなど、市場安定化(リバランス)に向けたいくつかの要素もあると説明している。

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