独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)の商用車ブランドであるフォルクスワーゲン・ヌッツファーツォイゲ(VWN)は、アルジェリアにおける商用車生産事業を強化する。
アルジェリアのルリザンヌ工場では現在、軽商用車「キャディ」を生産しているが、今後はピックアップトラック「アマロック」も生産する。
VWNは昨年7月に現地の自動車販売会社SOVACと合弁会社SOVAC Productionを設立しルリザンヌ工場で「キャディ」の生産を開始した。生産台数はすでに1万台を突破している。VWNの生産・流通部門責任者のヨゼフ・バウマート氏は、ルリザンヌ工場での「アマロック」生産開始はVW商用車ブランドの国際化戦略におけるマイルストーンになると語る。VWNは現在、ピックアップトラックをドイツのハノーバー、アルゼンチンのパチェコ、エクアドルのキトで生産している。
VWNは2017年、「トランスポーター」や「キャディ」など小型商用車を49万8,000台生産した。