VW、オンライン中古車販売プラットフォームが好調スタート

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が手掛けるオンライン中古車販売プラットフォーム「Heycar」の事業が予想以上に好調なスタートを見せている。

昨年10月に設立された同プラットフォームの中古車登録台数は現在、約32万台に達している。当初は1年後の目標として15万台を設定していたが、それを大幅に上回る勢いで成長している。「Heycar」のマルクス・クリューガー社長は、将来的に登録台数を60万~70万台に拡大する目標を掲げる。

「Heycar」はVWブランドの中古車だけを取り扱うプラットフォームではない。登録数の40%以上がVWブランド以外の車両となっている。特徴として車歴8年以内、走行距離15万km以下の車両を対象としている。プラットフォームの閲覧者は現在、月150万人を超えており、うち15%が最終的に中古車の購入につながっている。

クリューガー社長はさらなる利用者の獲得に向け、プラットフォーム上で中古車の購入手続きが完結できる、また与信審査ができるなどのサービス拡充を計画している。