BMW、タイ工場で増産・中国へ輸出

独自動車大手のBMWはタイのラヨーン県にある工場で増産を進めているもようだ。米国と中国の貿易摩擦を受けた措置で、タイ工場で生産したモデルを中国へ輸出する方針とみられている。独自動車業界紙『オートモビルボッヘ』が消息筋から得た情報として報じた。BMWは同紙の取材に対し、コメントを控えている。

『オートモビルボッヘ』紙によると、タイ工場の2017年の生産台数は2万1,000台だった。BMWはすでに増産体制に入っており、2018年の生産は3万台になると見られている。BMWはタイ工場を2000年に開設した。同工場では現在、BMWグループのBMW、MINI、BMWモトラッド(自動二輪)の3ブランドの19モデルを生産している。

BMWは米サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場でSUVの「X」シリーズを生産しており、2017年は同工場から約10万台を中国に輸出した。