ボルボが百度とEV自動運転車開発で提携、中国向け量産を目指す

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは1日、中国の検索エンジン大手・百度(バイドゥ)と完全自動運転車の電気自動車(EV)モデルを共同開発することで合意したと発表した。両社の知見を持ち寄り、世界最大の自動車市場である中国向けの量産化を目指す。

ボルボは百度と自動運転の量産車を共同開発する初の海外メーカーとなる。百度は自動運転のオープンプラットフォーム「アポロ」を、ボルボは自動車製造の高度なノウハウを提供する。提携を通じ、ボルボは中国市場のニーズに即したEV自動運転車の開発が可能になる。

市場調査会社HIS Markitによると、2040年までに全世界で販売される自動運転車数は3,300万台となり、そのうち1,450万台を中国が占める見通し。一方ボルボは、2020年代の中頃までに年間の世界販売の3分の1を自動運転車にする目標を掲げている。

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