欧州商用車販売、10月は6.9%増加

欧州自動車工業会(ACEA)が22日発表した商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における2018年10月の商用車新車販売は、前年同月比6.9%増の22万1,514台だった。9月は前年同月比5.2%減と低迷していたが、再び増加に転じた。すべてのセグメントで前年同月を上回っている。1~10月の累計は、前年同期比3.9%増の206万8,128台だった。

主要国の10月の商用車販売は、イタリア(13.2%)が不振だったものの、ドイツ(16.9%増)と英国(10.9%増)は2けた伸びを確保、フランス(7.3%増)、スペイン(1.7%増)も前年同月を上回った。

セグメント別では、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比6.0%増の18万113台。3.5トン超の中・大型トラックは前年同月比9.6%増の3万8,015台、16トン以上の大型トラックも前年同月比7.7%増の3万1,029台と好調だった。

バスは前年同月比25.0%増の3,386台となり、2015年11月(26.3%増)以降で最大の伸び率となった。主要国では、イタリア(76.0%増)、ドイツ(47.3%増)、英国(23.2%増)と大幅な2けた台の大幅増だったほか、フランス(8.1%増)とスペイン(7.3%増)も好調だった。

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