自動車用照明・電子部品大手の独ヘラーは11月21日、仏自動車部品大手フォルシアと車内照明の分野で提携すると発表した。自動運転車の普及をにらみ、革新的な照明製品を開発・供給する狙い。ヘラーは照明分野の製品、フォルシアは車内空間のシステムインテグレーターとしての知見を持ち寄る。
高度な自動運転車はハンドルなどが不要になるため、車内のレイアウトが従来とは大きく異なることが予想される。両社は提携を通じ、照明が乗員個々のし好に合わせて変化するような新たな室内灯のコンセプトを打ち出す方針だ。ヘラーのブライデンバッハ社長は「フォルシアとの協業により、車内照明の革新的なソリューション開発を加速できる」と述べた。