ボルボと米ルミナー、最新のライダーセンサー技術を公開

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズと米スタートアップ企業ルミナーは11月27日、ロサンゼルスで開催されたオートモビリティLAで、認知機能を高めた最新のライダー(LiDAR)センサーを公開した。腕や脚の動きなど、これまで実現できなかった人間の姿勢の詳細な検知が可能となっている。最大250メートルの範囲で物体を検出することもでき、現行のライダー技術よりも広範囲に対応できる。

ボルボは完全自動運転車の実用化に向けてライダーセンサーの開発に力を入れている。同社のヘンリック・グリーン研究開発担当上級副社長は、「自動運転は人の限界を超えて安全性を向上させる。新しい認知機能はその実現のための重要なステップとなる」と述べた。

ルミナーは自動運転車用のコア・センシング・テクノロジーを開発している。ボルボは今年初め、投資ファンド「ボルボ・カーズ・テックファンド」を通じてルミナーに出資した。

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