独自動車大手のBMWは、米国の「ロサンゼルスモータ-ショー2018」(一般公開:11月30日~12月9日)でコンセプトカー「ビジョンiネクスト」を披露した。同コンセプトカーの市販車は2021年に市場投入する予定。
「ビジョンiネクスト」は、同社が重視するイノベーション技術である「自動運転」、「接続性」、「電気駆動」、「サービス」の4技術「ACES」(ACES:Autonomy + Connectivity + Electric + Services)に加え、「デザイン」(D:Design)により、これらのイノベーション分野を視覚的に表現するとともに、「走る歓び」の体験が将来、どうなるかという問いへの答えを表現した(D+ACES)。
内装は、生活の質を高めるような快適性を重視した。デザインはシンプルなラインにとどめ、素材やカラーが前面に出るようにした。また、布と木材を組み合わせるなど、家具デザインのような高級な印象を与えている。
同コンセプトカーでは、ハイテク機能は目立たないようにして乗員をサポートする役目(Shy Tech)を担う。ドライバーや他の乗員がサポートを必要とする時またはサポートを希望した際に作動するようにした。木材や布の素材の表面には操作機能が組み込まれており、ボタンやスイッチなどの操作器具類は最小限に抑えている。