独自動車大手フォルクスワーゲン（VW）のチェコ子会社であるシュコダ自動車は10日、2018年の販売台数が前年比4.4％増の125万3,700台となり、過去最高を記録したと発表した。
特に欧州、ロシア、中国市場での販売が好調だった。地域別でみると、西欧は前年比1.8％増の48万6,400台となり、ドイツで同1.9％増の17万6,600台、フランス、スペイン、オランダ、ギリシャではそれぞれ10％の伸びを確保した。中欧は同2.8％増の21万2,900台を確保したものの、本国チェコでは1.5％減の9万3,600台にとどまった。ポーランド（7万1,100台、6.7％増）、スロバキア（2万1,900台、4.2％増）、ハンガリー（1万3,800台、9.1％増）スロベニア（7,300台、2.4％増）、クロアチア（5,300台、11.5％増）では前年実績を上回った。ロシアを除く東欧は、11.5％増の4万6,100台だった。ルーマニア（1万3,200台、13.4％増）、バルカン諸国（8,000台、7.4％増）、セルビア（7,400台、10.2％増）、ブルガリア（3,900台、21.9％増）、ボスニア（1,800台、13.7％増）、カザフスタン（800台、105％増）では前年実績を上回った。ロシアは同30.7％増の8万1,500台に急伸した。中国は同4.9％増の34万1,000台に拡大。インドは同0.8％増の1万7,200台にとどまった。
車種別では、SUV「コディアック」（同49.3％増の14万9,200台）や新モデル「カロック」（11万5,700台）、欧州限定車「シティゴー」（同5.5％増の3万9,200台）の販売が好調で全体を牽引した。