ドイツの自動車開発大手ベルトラントは10日、フライジング(ミュンヘン近郊)とタッペンベック(ヴォルフスブルク近郊)の2カ所に新たな駆動技術開発試験センターを同じ設計で建設すると発表した。投資規模は約8,000万ユーロ、それぞれサッカー場の1.5倍ほどの広さを持つ。両センターでは、車両認証試験のほか駆動技術の開発や走行実験を行う予定。化石燃料車、ハイブリッド、電動、燃料電池車の馬力や燃費などを測定するためのシャシダイナモメーターシステムをそれぞれ3基設置する。各シャシダイナモメーター室は、気温マイナス7~プラス35度、海抜4,200メートルまでの道路環境を設定でき、最高出力550Kw、最高速度300km/hまでを試験できる。またそれぞれに日射シミュレーション装置を備えている。