英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は、自動運転車と歩行者のコミュニケーション技術の開発に取り組んでいる。車両の前方にビームで光を投影し、歩行者が進行方向やブレーキ・加速などの走行状況を認識できる仕組みを開発している。
同システムの開発は、JLRのフューチャー・モビリティ・リサーチ部門が実施している。車両の前方にはしごのような横棒が並んだ光を投影し、ブレーキ時には棒の間隔が狭くなり、加速時には間隔が広くなる。停止時には間隔が全くなくなり、右折・左折時には、進行方向に扇が開くように曲がる仕組み。
研究チームは、同システムを英オーリゴ(Aurrigo)の自動運転小型車両(ポッド)に搭載し、英国のコントベリーの路上を再現した試験施設で走行試験を実施している。