伊電力最大手のエネルは1月21日、電気自動車(EV)の充電網整備プロジェクト「EVA+」を通じ、これまでに130カ所で出力50kWの急速充電ステーションが稼働したと発表した。内訳はイタリアが110カ所(充電器数220基)、オーストリアが20カ所(同40基)。同ステーションは現在流通する全てのEVに対応しており、ユーザーは20分以内にフル充電することができる。
EVA+は主導するエネルのほか、オーストリアのエネルギー大手フェアブント、ルノー、日産、BMW、フォルクスワーゲン(VW)・イタリアが参加している。また、欧州連合(EU)の欧州委員会が資金援助している。1年前から始動しており、3年間でイタリアに180カ所、オーストリアに20カ所の急速充電ステーションの設置を計画している。