独フロイデンベルク、米リチウムイオン電池メーカーを買収

独自動車部品大手のフロイデンベルクは4日、グループ会社のフロイデンベルク・シーリング・テクノロジーズが2019年初めに米リチウムイオン電池メーカーのXALTエナジーを買収したと発表した。2018年3月にXALTエナジーの資本の31.8%を取得しており、出資比率を50.1%に引き上げた。さらに、残りの資本を取得できるオプション権も確保した。

XALTエナジーは米ミシガン州のミッドランドに本社を置く。物流、鉄道、船舶、産業、自動車用の大型リチウムイオン電池を得意とする。ミッドランドにある工場で、電池のセル、パック、モジュール、制御システムやソフトウエアを生産しており、ミシガン州のポンティアックには研究・開発拠点を持つ。

XALTエナジーは、カナダのバスメーカー、ニュー・フライヤーなどを顧客に持つ。また、米国のU.S.アドバンスド・バッテリー・コンソーシアムを通して、欧米資本の自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)や、米自動車大手のフォード・モーター、ゼネラルモーターズ(GM)と協力している。

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