独自動車大手のダイムラーは、メルセデスベンツのミニバン「Vクラス」のマイナーチェンジモデルを市場投入する。欧州では3月から販売を開始する。ドイツでは3万6,990ユーロ(付加価値税19%込み)からの価格に設定した。ダイムラーは3月のジュネーブモーターショー(3月7~17日)で「Vクラス」の純粋な電気自動車の量産モデルに近いコンセプトカー「コンセプトEQV」を世界初公開する予定。
マイナーチェンジモデルでは、外装はグリルやバンパーのフロントデザインを新しくした。エンジンは、新シリーズの4気筒ディーゼルエンジン「OM 654」を搭載。また、9速AT「9G TRONIC」を初めて採用している。上級モデル「V300d」の最高出力は176kW(239PS)、最大トルクは500Nm。「V250d」では、燃費を13%改善した。
独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、「Vクラス」の純粋な電気自動車は年内にも発売される可能性がある。