日産自動車は11日、ロシアのサンクトペテルブルク工場で新型「キャシュカイ」の生産を開始したと発表した。ロシア市場向けのモデルで、サンクトペテルブルクにある日産テクニカルセンター・ヨーロッパ(NTCE)が顧客ニーズに合わせてロシア仕様車に仕上げた。同工場では2018年10月には、新型「エクストレイル」の生産を開始している。
ロシアでの新型「キャシュカイ」の販売は、2019年後半に開始する。詳細なデータやトリムのバリエーション、販売価格は近く発表する予定。
日産のサンクトペテルブルク工場は2009年6月に稼働した。今年6月には10周年記念の祝賀イベントを計画している。2018年の生産台数は、前年比23%増の5万6,525台。開設以来の累計生産は35万7,602台となる。
2018年のロシアにおける日産グループ(日産、インフィニティ、ダットサン)の販売台数は10万6,138台(市場シェア:5.9%)だった。