オーストリアのエンジニアリング会社エイヴィエルリスト(AVL)の独子会社でレーゲンスブルクに本社を置くAVL Software and Functionsと自動車やエネルギー分野向けに電子機器受託生産(EMS)事業を展開するドイツのPrettl Elektrik Automotiveは、モジュラー式充電システムの開発で協力している。同プロジェクトは、レーゲンスブルクのエレクトロモビリティクラスターと共同で計画したもので、レーゲンスブルクで2020年末まで実施する。
両社は、従来の充電規格のすべてに対応し、電圧は最大963ボルト、出力は最大500kWの充電システムを開発している。同システムでは将来、約14分の急速充電で航続距離500キロメートルを確保できるという。
さらに、送電網と充電システムが双方向で電力を融通できるインテリジェントな電力網の運営にも活用することができる。当該プロジェクトは、バイエルン州がエレクトロモビリィ関連助成プログラム(BayEMA)を通して資金支援している。