独オスラムの10-12月決算11.9%減、市場縮小が影響

独照明大手オスラムは7日、2018年10-12月期(第1四半期)の売上高が前年同期比11.9%減の8億2,800万ユーロに後退したと発表した。中国を中心に市場が縮小し、3部門すべてで業績が悪化した。売上高営業利益率(EBITDAベース、調整済み)は前年同期の18.5%から11.3%へと大幅に低下した。

減収幅を部門別にみると、光半導体部門は14.6%、特殊照明部門は9.8%、ライティングソリューション部門は8.8%それぞれ後退した。

業績悪化の要因としてオスラムは、主に中国市場における自動車と移動通信体市場の不振を挙げた。米中間の貿易紛争や一般照明需要の低下、世界共通の新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)の導入などが逆風になったとしている。

同社は2019年9月通期の売上成長は最大3%にとどまると見込んでいる。