欧州自動車工業会(ACEA)が2月22日発表した商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)における2019年1月の商用車新車販売は、前年同月比6.2%増の19万9,853台となり、1月の登録台数で過去最高を記録した。すべてのセグメントで販売が増加した。主要5カ国では、イタリア(1.3%減)を除き、ドイツ(15.8%増)、英国(9.7%増)、フランス(8.4%増)、スペイン(8.3%増)で前年同月を上回った。
セグメント別では、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比6.1%増の16万2,960台に伸びた。3.5トン以下の商用車は新車登録全体の約82%を占めている。主要国では、ドイツ(13.2%増)、フランス(9.1%増)、英国(8.6%増)、スペイン(7.9%増)が好調。イタリア(0.4%増)はほぼ前年並みだった。
3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比7.1%増の3万3,374台。英国(24.9%増)とドイツ(23.4%増)が2ケタの増加だった一方、イタリア(10.2%減)は低迷した。
16トン以上の大型トラックも、前年同月比7.4%増の2万7,948台に拡大した。イタリア(10.2%減)が落ち込んだものの、英国(31.1%増)、ドイツ(26.9%増)、スペイン(12.2%増)は2ケタの増加だった。
バスは、前年同月比6.1%増の3,519台。フランス(32.8%増)とドイツ(12.0%増)が好調だった。一方、英国(42.4%減)、スペイン(3.6%減)、イタリア(1.7%減)は前年同月を下回った。