独ボッシュのVC子会社、2億ユーロのファンド設立

独自動車部品大手のボッシュは2月26日、ベンチャーキャピタル(VC)子会社のロバート・ボッシュ・ベンチャーキャピタル(RBVC)が新たに2億ユーロのファンドを立ち上げたと発表した。RBVCにとって4回目のファンド設立となる。

RBVCでは、出資企業を選出するため、毎年2,000社を超えるスタートアップ企業を調査・審査しているという。このうち約100社が最終選考に残り、最終的に年6~10社に出資している。また、RBVCは出資だけでなく、ノウハウや実務面でも支援している。

スタートアップ企業にとっては、RBVCの出資を通して、ボッシュのサプライヤー、顧客、技術提携先となる可能性が開ける。一方、ボッシュは、RBVCを通して、早期に最新技術にアクセスすることができ、新製品の開発に生かすことができる。

RBVCはこれまでに、35社を超える新興企業に出資している。新技術や新サービスを提供する新興企業に投資する際、ボッシュの現在および将来の事業に重要となる分野を出資の判断材料としている。また、ボッシュはオープンイノベーションプロジェクトに積極的に取り組んでおり、これまでにオープンイノベーションプロジェクトを通して100社以上と協力してきた。

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