独技術監査サービス大手のデクラはこのほど、中国の深セン市に商用車と大型車の車検センターを開設した。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、新センターの従業員数は20人で、1時間当たりの検査能力は20台、年5万台を検査できるという。ライトや車体、タイヤなどを検査するほか、車の保有者が交通違反切符を切られたかも確認できる。デクラは開設にあたり、地元当局と緊密に連絡をとり現地企業と合弁会社を設立。中国の車検市場に進出した最初の欧米企業のひとつとなった。デクラのシュテファン・コルベル社長は、中国の車検市場は年300億ユーロの規模があり、今後さらに拡大すると述べ、中国事業の展開に期待を示した。同社は下半期に深センセンターよりも処理能力の大きい車検センターを北京に開設する予定。