ロシア最大の鉄鋼企業セヴェルスターリ(PAO Severstal) は3月22日、仏パリに本拠を置く産業用ガス世界大手のエア・リキード(Air Liquide)と、酸素、窒素、アルゴンの供給に関する新たな長期提携契約を締結したと発表した。エア・リキードは、露チェレポヴェツにあるセヴェルスターリ社の敷地内に、約5,000万ユーロを投資して最先端の空気分離装置(ASU)のプラントを建設し、合弁会社を通して運用する。新型ASUの設置によりチェレポヴェツにおけるエア・リキードの酸素生産能力は、2,000トン増の日産7,000トンに拡大する。これにより、チェレポヴェツの産業用ガス生産能力は鉄鋼業界では世界最大規模クラスとなる。