独ボッシュ、インダストリー4.0で22年に年10億ユーロ以上の売上高を見込む

独自動車部品大手のボッシュは3月27日、産業のデジタル化に取り組む「インダストリー4.0」関連の売上高で2022年には年10億ユーロ以上を確保できるとの見通しを明らかにした。同分野の売上高は過去4年間で15億ユーロを超えている。

ボッシュは、生産・物流のネットワーク化により、工場の稼働効率・柔軟性・生産性が向上する、と説明する。自社工場でもインダストリー4.0を実践しており、ドイツ南部のブライハッハ工場では、生産設備を拡張せずに、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)や横滑り防止装置(ESP)の生産個数が6年間で200%増えたという。

ボッシュは4月にドイツで開催される国際産業技術見本市「ハノーバーメッセ」(4月1~5日)では、部品を作業地点まで自律走行で輸送する構内運搬車や人工知能(AI)を活用した品質試験システムなどを出展する。

上部へスクロール