独コンチネンタル、上海モーターショーで電動車向け防振技術を公開

独自動車部品大手のコンチネンタルは上海モーターショー(4月16日~25日)で、電気駆動車の乗り心地を高める最新の防振技術を公開した。モーターの架台およびシャシの設計と材質を工夫することにより、車内の振動と騒音の低減を実現している。同社は当該技術を中国の新興EVメーカーであるCHJオートモーティブおよびNIOと共同で展示した。

電動車の防振性能では搭載するモーターの高周波音対策が重要になる。コンチネンタルは架台とシャシの設計に防振性能を高める幾何学的なデザインを取り入れるとともに、材料に弾性を持つエラストマーを使用することで必要な要件を満たした。これらをアルミまたは繊維強化ポリアミドの部材と組み合わせて軽量性と安全性を向上させている。

コンチネンタルによると、中国ではこれまで電動車開発に際し電動パワートレインと航続距離に比重が置かれていたが、現在は乗員の快適性に焦点が移っている。

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